問題点。それは、もうずばり、少ない資金で高レバレッジの取引をおこなって一挙に資産を何倍にもしようとすることです。
ロスカットルールが気になるというのは、損失額が保証金維持率を割り込まないか否かを心配している、ということに他なりません。
なぜ心配かといえば、保証金の割に合わない数十倍~数百倍以上のレバレッジを選択し、有効保証金が一度に吹き飛ぶような額の建て玉(ロット)数で取引しているからでしょう。
こういう無謀な一か八かという取引をする初心者は、一攫千金という間違った、そしておおいに危険な幻想を抱いてFXに参入しているおそれがあります。
現在、政府もFX業者のレバレッジ規制を検討中です。実際、数百倍のレバレッジでも資本が潤沢にあるトレーダーにとっては結構なことですが、元手の少ない個人投資家が高レバレッジで運用することの危険性は規制が考慮されるほど問題となっているのです。
危険なマネーゲームの考えから着実な資産運用へとマインドを切り替えれば、確実に勝てるようになります。
各業者ごとに設定しているロスカット(強制決済)のレベルについてこだわるのはナンセンスです。
資産が少なく、レバレッジをぎりぎりまで上げたい、という心理でトレードに臨むことがどれほど危険なことかは、これまでに説明してきました。
安定的に増やす資産運用のためのFXに立ち戻れば、業者ごとに異なるロスカットレベルの差などはほとんど意味がないことに気づくでしょう。自動強制決済のレベルに抵触しそうな取引のスタイルこそが危険で問題だからです。
大体、どの業者でもマージンコールとロスカットの発動を証拠金維持率の100%以下に設定しています。つまり取引額と資産のバランスが100%以下になることが危険である、というメッセージに他なりません。
であれば、危険でない取引のあり方とは、維持率100%以上のレベルと考えるべきです。私の個人的な意見では、レートが1~2円動いた程度で維持率100%を割るようなかけ方は危険と考えます。
理想を言うなら維持率500%以上くらいは確保しておいたほうがいいでしょう。これだけの条件さえ整えれば、心理的にもかなり楽な取引をすることが可能です。冷静に利ざやをねらって打って出ることも可能になるからです。