マーセル・リンクの高勝率トレード学のススメに典型的なパニックトレードの例が出ていました。
トレードをしていてまだ一度もこういう目にあったことがない人は、ラッキーです。というのも、トレードを続けていれば、いづれかならず似たような状況に直面するからです。
例えば、1トレード当たりの利益目標を500ドルに設定した場合、あるトレードで500ドルの損を出すと、次のトレードでは1000ドル儲けなければという気持ちになるため、大きなリスクをとってアグレッシブにトレードする。その結果、1000ドル儲けるどころか、1000ドルの損失になることもある。
この悪循環に陥ると大変だ。トレーダーは利益目標とトレードサイズをさらに増やしてリベンジトレードを試みる。損失や負けポジションがかさんでくると、もう「パニックモード」だ。1000ドルは全資産の相当比率を占めるので、損切りする事もできない。
したがって既存ポジションはそのまま維持し、おそらくはやけっぱちになって3枚目をトレードする。ポジションは3枚に増え、相場は下がり続ける。損失はあっというまに1800ドルにまで膨らみトレーダーは顔面蒼白になる。そして完全にパニック状態に陥る。
もうリバウンドする事など絶対にないだろうから売らなければと思い、突然6枚売る(買いの手仕舞い分が3枚、残りの3枚は売り)。相場が突然上昇するのは大概こういうときだ。トレーダーは完全に路頭に迷う。最初のトレードは正しかったんだ!市場もこうやって証明してくれたじゃないか、と内心では自分を肯定しながらも、彼はたったいま売ったばかりだ。そこで今度は慌てて買う。
彼の頭にもう明日という二文字はない。その日の終わりに近づくにつれて、彼のトレードは次第にエスカレートする。おそらくは6枚か8枚は買っただろう。残念ながら、戻りは下降トレンドによく見られる一時的なものにすぎず、相場は再び下降トレンドにもどった。そして彼は前と同じように、既存ポジションを保有し続けるか、逆のポジションをたてる。
大負けは自分のコントロールがきかなくなる状況だということがわかります。ですが、コントロールできなくなる状況というのは、実際にその場を経験してみなければ分かりません。
自分だけは絶対にそんなことにはならない
という根拠のない自信を持っていてもトレードを続ける限りはかならずこういうミスをしてしまうものなのです。
ですから、いざその時になってそのミスが致命的にならないように、上記の話を覚えておいてください。そして、直ちに損切りを敢行し、パソコンの電源を切って散歩に出かけることです。

