これまでスプレッドよりも約定力だと書いてきたので、いきなり翻意か?と疑われるかもしれませんが、本日は業者のスプレッドの話。
スプレッドは業者によってまちまちで大手は広くて、小さな業者は狭いと大きく分けられる。一般に新しくて危険な業者ほどスプレッドを狭くして、高レバレッジをうたっています。それは確かに一面としては真実でしょう。
じゃあ、安定性だけを頼りに大手の口座だけもってればいいのか?
というとそれは違います。ある程度のレベル以上の人は、業者を使い分けてます。トレードのシナリオによって使い分けてるんです。
これは不思議なことでもなんでもないんですよ。スプレッドだけではなくスワップも業者によってまちまちだし、場面によって使い分けるというのは、戦略的に投資を考えたらむしろ当然のことなんです。
長期運用なら間違いなくセントラル短資でしょう。会社としての信頼性とスワップポイントが業界最高だからです。
逆に、スプレッドの低くて、約定能力が高い業者はDMM.com証券です。今ではけっこう少なくなってしまったSAXO系のシステムを導入している業者です。SAXO系とは海外のSAXO BANKの安定したサーバーを利用している業者です。DMM
のスプレッドは業者の中で最低です。
そしてスプレッドの低い業者にありがちなひどすぎるスリッページがありません(*スリップしないということではない!)。すばやく約定してくれます。建て玉を数百枚単位でやったらどうなるか知りませんが、通常の個人トレーダーが設定する数十枚レベルなら通常時は規定のスプレッドでちゃんと約定します(指標発表時のガンガン動いているときは例外。そんなときはエントリーしないのが知恵というものでしょう)。
なによりこのスプレッドの狭さは本当にありがたいんですよ。実際に計算した方は一目瞭然だとおもいますが、どの業者でも高いスプレッドのポンド円。
ポンド円はボラティリティの高さから、多くのトレーダーに好まれる通貨ですね。ブレイクアウトの値幅などを比較すると、ドル円が20pipsくらい動くときにポンド円なら30~40pipsは動きますね。一回の勝利の旨みが大きい玄人向けの通貨です。
ただこのポンド円、平均的な業者だとスプレッドは6とか4とかですね。ひどいのは8とjか。これはどういうことかというと建て玉10枚でエントリーしたとするとその時点ですでに6000円とか4000円の含み損を抱えている、ということなんです。要するにハンデですよね。
ではDMMだとこのハンデとなるスプレッド幅はいくらなのか? 通常1.9です。そして広がっても2.3が最高。これはエントリー時にマイナス1900~2300円からのスタートということです。
この差は大きいです。
というのも一回一回のスプレッド差は高々数千円だとしても、何回も取引を行ううちにこれは累積されていくからです。
1.9なら建て玉1枚を10回で1900円。100回で19000円、千回で19万円のコストです。
では、スプレッド4なら10回で4000円。100回で40000円、千回で40万円のコストです。6なら10回で6000円。100回で60000円、千回で60万円のコストです。
千回も取引しないよ! と言うでしょうか?
ではあなたの一日の取回数は何回ですか?
1回ですか2回ですか? おそらく5回も10回もエントリーしているでしょう? 超短期取引のスキャルピング手法でやっているなら一日に何十回もやりますね。一年で千回の取引なんて簡単に到達してしまうんです。
そしてスプレッドにこだわらないで大手業者で短期売買を繰り返した場合、19万円ですむ話が60万円費やしてしまっているということなんです。
この差がはした金だと言うなら、どうぞそのままお続けください、というところですが、おそらくそんな方はFXを投資としてではなく、なにか精神的な満足を得るための遊戯として捉えてらっしゃるんでしょう。
投資のためのFX。お金を増やす手段としてのFXに取り組んでいるなら、この差を無視できませんし、するべきではありません。



